大阪恵方巻き


2月3日節分は恵方に向かって巻きずし丸かぶり

巻き寿司節分の「巻きずし丸かぶり」(恵方巻き、幸運巻きとも) は大阪が発祥の地なのです。
数年前からスーパーやコンビニが2月の販促商品に取り上げ、いまでは昔の豆まきに代わる節分行事として全国に広がっています。
節分の夜、その年の恵方に向かって “無言で” 巻きずしを丸かぶりすると願い事が叶うと言い伝えられています。
この風習は江戸時代の末期もしくは明治の始めころ、商売繁盛、無病息災、家内安全を願う大阪・船場から広がりました。一説には船場の旦那様による花街での酔狂な遊びとか、花街の女性が好きな男性と一緒になりたい願いを込めたとも言われています。
いずれにしても、昔から長い物は縁起がよいとされ、晦日そば同様、巻きずしも包丁を入れると、”縁が切れる” という縁起かつぎで丸かぶりが定着したようです。
昔は七草を巻き込んだという説もありますが、今では海の幸、山の幸を贅沢に巻いた太巻き、七福神にあやかって7種類の具材を巻いた巻きずしなど、店それぞれの工夫が楽しんでいただけます。