菊地理事が知事賞受賞

憲法施行記念式・知事表彰式

大阪府は5月7日、北区中之島の大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)メインホールで「憲法施行記念式・表彰式」を開催し、組合理事の菊地義照氏(南支部・から津)が知事表彰を受賞した。

式典では国歌斉唱に続き、吉村洋文知事が「日本国憲法の理念のもと、多くの府民一人ひとりの積み重ねによって現在の大阪、日本が支えられている」とし、長年にわたり各分野で尽力してきた受賞者の功績を称えた。また、大阪・関西万博のレガシーを次世代へつなげ、「大阪がもう一つの成長のエンジンとなるよう取り組んでいきたい」と式辞を述べた。続いて日本国憲法前文が朗読された。

今回の受賞者は、善行者をはじめ、農林水産関係などの産業功労者、福祉・教育・文化関係など公共関係から6団体、個人365人。このうち衛生関係では1団体と菊地氏ら個人24人が受賞し、それぞれの代表者が、吉村知事から表彰状を受け取った。

 菊地氏は、長年にわたり組合活動や業界発展に尽力しており、今回の受賞は、その功績が認められたもの。会場では、多くの受賞者が栄誉を称えられ、厳かな雰囲気の中で式典が執り行われた。

会員相互の連携深める

商友会  令和7年度通常総会開く

大阪鮓商組合商友会の令和7年度通常総会が5月13日、浪速区の寿司割烹しきの花で開かれた。商友会からの出席者は15人、組合からは成尾理事長、粟飯原副理事長、沖本副理事長、近藤副理事長、岩本副理事長、大久保監事ら7名が出席した。

開会にあたり、会長社のアサヒビール㈱近畿圏大阪支社の市野支社長より「原材料価格やエネルギーコストの高騰、人手不足など、飲食業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いています。しかし、このような時だからこそ、会員同士で情報を共有し、力を合わせながら歩んでいきたいと考えています。組合員皆様の商売繁盛と発展のため、引き続き取り組んでいきたい」と述べた。

続いて市野会長が議長となり、①令和7年度事業報告②同収支決算報告③同会計監査報告を上程し承認。続いて④役員変更⑤令和8年度事業計画案⑥同収支予算案について審議し、いずれも拍手で承認された。会員については、新たにサンプラスツーリスト㈱1社が加入し、令和8年4月1日現在で20社となったことが報告された。また役員変更では、企画・事業に㈱ぐるなびが選任された。

来賓を代表して成尾理事長は、近年の組合員減少に触れ「支部そのものがなくなってしまうような状況も出てきており、何とかこの流れを変えていかなければならないという思いで、現在は組合員増強に特に力を入れています」と述べた。さらに「昨年の万博事業による収益も活用しながら、組合を活性化させ、組合員増につなげていきたい。商友会の皆様にも、『組合に入って良かった』と思っていただけるような組合づくりを進めていきたい」と述べた。

また、令和10年に大阪で開催予定の全国大会についても触れ「商友会各社のPRなども含め、皆様にも協力をお願いしたい」と呼びかけた。

続いて、新たに企画・事業に就任した㈱ぐるなび大阪営業所の横井氏が「若輩者ではありますが、皆様にとって良い交流の場となるよう努めていきたい」と就任挨拶を述べ、総会は終了した。

総会後の懇親会は金印物産㈱大阪支店・塩貝氏の発声で乾杯。宴途中には各社による一言スピーチも行われ、近況報告や業界の話題に花を咲かせるなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。

㈱郷田商店の郷田氏による中締め挨拶に続き、威勢の良い大阪締めで締めくくった。

技術の継承

大阪府鮓商生活衛生同業組合 理事長 成尾 友紹

ちょっと前の話になりますが、うちの店のスタッフのことです。

何気なく洗い物をしているところを見ていました。店では一番若いその子の洗い方は、洗い方にしても濯ぐ水にしても動きに無駄がなく、とても良い感じに見えたので、誰に教わったのか聞いてみました。

すると、「誰に教わったのでもない。小さい頃、母がやっているのを見ていた」ということでした。

お母さんっ子だったその子は、キッチンの上に座って、お母さんのやる洗い物をずっと見ていたそうです。

その時こう感じました。その子に子供が生まれて、その洗い方を継承したとしたら、お母さんの洗い方の技術は、孫へと受け継がれていくのかと。

僕が思ったのは、この技術はやり方を聞いたわけではなく、見て覚えたものであるということです。

昨今では、教わっていないから出来ない、知らないなど、当たり前のように理由にされています。すしの学校があるように、高い授業料を払って教えてもらい、3か月ほどで一人前のすし職人になれるというような宣伝もあります。

もちろん見ているだけより、教わった方が早いのかもしれませんが、どちらにせよ、その技術が自分のものになっていないとどうにもなりません。

話は戻りますが、教わった技術はやり方として伝えられ、所作や動作、美しさといったものは、見て、感じて、覚えていく。そうやって技術は継承されていくのかなと思いました。

第17回「納涼ビアパーティ」にご参加を

8月18日(火)「ビアレストラン オーシー」で

組合では下記の通り、第17回「納涼ビアパーティ」を開催します。

暑さ厳しい夏のひととき、仕事を少し離れて、美味しい料理と冷たい飲み物を囲みながら、仲間同士で楽しく語り合いませんか。普段なかなか顔を合わせる機会の少ない方とも交流を深めていただける絶好の機会です。組合員の皆様はもちろん、ご家族や従業員の皆様のご参加も大歓迎です。

当日は、お楽しみ企画や豪華賞品をご用意し、会場を盛り上げます。笑って、食べて、飲んで、夏のひとときを一緒に楽しみましょう。役員一同、たくさんの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

▼日時 令和8年8月18日(火)午後2時~午後4時(受付:午後1時30分より)

▼場所 ビアレストラン オーシー
大阪市浪速区湊町1丁目4-1 OCAT5階
℡06-6635-3234
※JR大和路線(関西本線)JR難波駅直結(OCAT地下1階)、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば駅」より徒歩約3~5分、阪神なんば線・近鉄難波線「大阪難波駅」西改札口、徒歩約3分

▼会費 お一人様 5,000円

▼申込 7月24日(金)まで。本部まで電話、FAX,メール、LINEでお申込下さい。その際、支部名、屋号、組合員様の氏名、参加人数をお知らせ下さい。支部長がおられる支部につきましては、支部単位でとりまとめ下さい。
TEL:06-6538-3121、FAX:06-6538-3122
E-mail:osaka-sushi@triton.ocn.ne.jp
LINE ID:@288wewmw

【ご注意】
当日突然のご参加は受付できかねますので、ご了承下さい。
申込者が少ない場合は、開催を中止する場合があります。

9月27日より実施

令和8年度ふぐ処理試験

令和8年度ふぐ処理試験が次の要領で実施される。受験希望者は6月1日(月)午前9時から6月30日(火)午後6時までに、大阪府行政オンラインシステムより事前受付を行うこと。
受験申込書の提出は、令和8年7月24日(金)までに下記提出先に持参または、簡易書留郵便により提出(当日消印有効)。

■日時・場所
①学科試験=令和8年9月27日(日)午後1時20分~2時20分(受付午後0時30分より)、大阪商業大学4号館(東大阪市御厨栄町4-1-10)

②実技及び鑑別試験=令和8年11月2日(月)、17日(火)、19日(木)、20日(金)、24日(火)、26日(木)、30日(月)、12月3日(木)のいずれか1日、大阪ガスショールームハグミュージアム(大阪市西区千代崎3丁目南2-59)

■受検資格
▽大阪府内の食品営業施設でふぐ処理の業務に従事するため、ふぐ処理登録者として知事の登録を受けようとする者(すでにふぐ処理登録者である者も含む)。

▽平成23年4月1日までに生まれた者(中学生等を除く満15歳以上の者)
▽大阪府知事により登録を取り消された者の場合は、取消しの日から3年が経過した者
▽他の都道府県等から受けたふぐ処理についての登録その他の認定を取り消された者の場合は、取消しから3年が経過した者

■試験科目
①学科試験=水産食品の衛生に関する知識、関係法規、ふぐの種類と鑑別、ふぐの処理と鑑別、ふぐの一般知識(試験時間60分、択一式30問)

②実技試験=ふぐ1匹を処理し、可食部位及び不可食部位を指定のパッドに分けるとともに、名称札により各臓器の鑑別を行う(試験時間30分)

③鑑別試験=食用可能な5種類の実物のふぐについて、その種類を標準和名で解答する(試験時間5分、択一式5問)

■受検手数料
▽18,000円(実技試験に使用するふぐの代金含む)

■合格発表
▽令和8年12月18日(金)正午 府ホームページで受験番号掲示及び合格証書の郵送

■提出先・問い合わせ 
▽〒540-8570 大阪市中央区大手前2丁目 大阪府庁本館4階 食の安全推進課 ふぐ処理試験担当、℡06-6944-6705
▽持参の場合、受付時間・平日午前9時~午後6時まで

詳細:大阪府ふぐ処理試験

認証取得に補助金

大阪府食品衛生認証取得費補助金

先月号の「大阪育ちのこころちゃん通信」でも掲載しましたが、大阪府では、食品等事業者の衛生管理の取組を支援するため、「大阪府食品衛生認証取得費補助金」を実施しています。

本補助金は、大阪版食の安全安心認証などを新たに取得する際に必要となる審査料や登録手数料を補助するもので、1施設あたり上限1万円が交付されます。

食品衛生認証の取得は、衛生管理体制の向上につながるだけでなく、利用者に安心感を与える取組としても期待されています。現在も申請受付が行われていますので、まだ認証を取得されていない事業者の方は、この機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。

申請は「大阪府行政オンラインシステム」から行うことができます。申請締切は令和9年3月1日(月)まで。必要書類など詳細については、大阪府ホームページをご確認ください。

詳細:大阪府ホームページ「令和8年度大阪府食品衛生認証取得費補助金について」

【問い合わせ】
大阪府健康医療部生活衛生室食の安全推進課 食品安全グループ
℡06-6944-6703

源泉徴収票の提出方法が変わります

令和9年から制度改正へ


一陽来復

 〈前号からの続き〉

松下幸之助氏が昭和四十八年に著した『商売心得帳』の中で、何度も出てくるアドバイスは、商品価格の決め方である。内容を抜粋すると(原文のまま)、

▽よそがいくらだからうちはいくらというような事では、本当の商売が出来ない。

▽自分の信念なり事業観に基づいて適正な値段をつけ、お客様になるほど妥当な値段だと納得していただく。

▽充分に勉強して懸命に適正利潤を確保し、顧客を大切にしつつ商人としての社会的責任を果たす。

▽自分の感情だけで値段を決めてはいけない。従業員みんなの努力というものを思う。

などである。

平成時代、日本全体が売れないからと言って安易に安売りに走り、長いデフレ時代を生んだ。幸之助氏はこの状況を予想していたのだろう。さすがに鋭い経営感覚だ。飲食業の我々としては、安売りも組み合わせながら、技術や接客で付加価値を高め、適正価格で顧客を納得させなければならなかった。

業界のあり方についても、繰り返しアドバイスがかかれている(原文のまま)。

▽お互いの店が発展・繁栄していくためには、そのお店の属している業界全体が常に健全で世間の人々から信用されることが大切。正しい意味での競争、秩序ある対立、その中に調和を見いだしていく。

▽競争の真の意義は、競争の中にも常に業界共通の利益が守られ、それが社会全体の共存共栄の基礎となること。

▽権力や資本力を持って臨むような競争は、断じて避けねばなりません。

▽不当な値下げをして、これを競争なりと考える事は取引を乱脈にし、不安定な業界を相手にする消費者社会は、健全な発展が妨げられる。

などだ。

幸之助氏の言う業界とは、家電業界を念頭に置いているのであろうが、各業界のあり方に対する基本理念は一緒である。幸之助氏がご存命なら、我々鮓業界に対してどのような批評をされるか聞いてみたい。(R)