おかげさまで800号
感謝を込めて、これからも親しまれる機関紙へ
本紙「NEWSすしおおさか」は、今号をもちまして800号を迎えることができました。長年にわたりご愛読下さった組合員の皆様をはじめ、本紙を支えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。
700号から800号までを振り返ると、さまざまな出来事がありました。
平成30年の大阪北部地震では、組合員の店舗にも被害が及びました。また、第60回通常総会の開催や、大阪鮓会館の看板撤去など、組合の節目となる出来事もありました。
そして、この歩みの中で最も大きな出来事は、やはり新型コロナウイルス感染症の流行だったのではないでしょうか。営業自粛や時短要請など、かつて経験したことのない状況の中、各店は工夫を重ねながら店を守り続けました。
総会を開けること。仲間と顔を合わせ、語り合えること。技を磨き合えること。店を開け、お客様を迎えられること。当たり前と思っていた日常が、決して当たり前ではなかったことを、私たちは改めて思い知らされました。
その一方で、新たな挑戦の歩みもありました。大阪・関西万博では、組合として「鮓晴日」の屋号で出店し、大阪のすし文化を発信しました。カウンター越しに一貫一貫、技と心を込めて提供したすしは、国内外から訪れた人々に、その魅力を伝える貴重な機会となりました。
800号は終着点ではなく、新たな通過点です。時代とともに情報の伝え方は変化しても、必要な情報を届けるという本紙の役割は変わりません。これからも組合と組合員の皆様をつなぐ機関紙として歩み続けてまいります。
700号から800号までの主な歩み
【700号(平成30年1月20日号)】
創刊700号を発行。創刊から組合の歩みを掲載。
【705号(平成30年6月20日号)】
5月24日、第60回通常総会を開催。
【706号(平成30年7月20日号)】
6月18日、大阪北部地震発生。組合員店舗にも被害。
【716号(令和元年5月20日号)】
4月21日、老朽化のため大阪鮓会館の看板撤去
【725号(令和2年2月20日号~)】
新型コロナウイルス感染症拡大。
【776号(令和6年6月20日号)】
5月23日、第66回通常総会において、成尾友紹氏が8代目理事長に就任。
【786号(令和7年4月20日号)】
4月13日、大阪・関西万博に「鮓晴日」を出店。
【800号(令和8年6月20日号)】
本紙800号を迎える。




天王殿で「第68回通常総会」を開催
組合員増強へ新たな取り組み
再来年は全国すし連大阪大会開催
組合の第68回通常総会が5月28日、天王寺区の料亭天王殿で開かれ、令和7年度事業報告・同収支決算報告、令和8年度事業計画・同収支予算案など全議案が原案通り承認されました。また、令和10年10月18日にリーガロイヤルホテルで全国すし連全国大会を開催することも発表されました。
第1部・総会
総会は定款の規定により成尾理事長が議長となり、次の議案を上程し原案通り承認されました。
第1号議案・令和7年度事業経過報告書の承認を求める件
第2号議案・令和7年度収支決算報告書の承認を求める件、監査報告
第3号議案・剰余金処分案の承認を求める件
第4号議案・賦課金徴収額及び徴収方法に関する件
第5号議案・加入金設定の件
第6号議案・令和8年度事業計画案審議設定の件
第7号議案・令和8年度収支予算案審議設定の件
第8号議案・振興指針の改正があった場合における振興計画の変更認定申請の件
第2部・式典
式典は来賓、商友会会員商社らを迎えて開催されました。
成尾理事長は挨拶で、「今年は大阪鮓組合が抱える課題にしっかり向き合っていきたい。組合員数も約270店となり、支部の維持も難しい。組合加入パンフレットの作成やクレジットカード決済の導入など、加入しやすい仕組みづくりを進めて、まずは500店を目標に、組合員増強に取り組んでいきたい」と話していました。
さらに、「2年後の令和10年10月18日には全国すし連全国大会をリーガロイヤルホテルで開催します。大阪での開催は約25年ぶりですが、何とか成功させたいので皆様のご協力をお願いしたい」と呼びかけました。
その後商友会(会長社:アサヒビール㈱)より目録贈呈、ロイヤルホールディングス㈱佐々木執行役員より鮓晴日の祈念写真も贈呈されました。
第3部・懇親会
懇親会は、滋賀県組合の上田容弘理事長より祝辞、成尾理事長挨拶の後、京都府組合の荒木一雄副理事長の発声で乾杯し開宴しました。
宴半ばには商友会各社によるスピーチも行われ、終始和やかな雰囲気の中で親睦を深め、大阪締めで盛会のうちにお開きとなりました。



鮓組合員限定! 抽選で10店舗に当たる
『鶴キンソン』で乾杯キャンペーン!
応募締切 7月12日(日)
白鶴酒造㈱とアサヒ飲料㈱の協力により、大阪府鮓商生活衛生同業組合の組合員を対象とした「『鶴キンソン』で乾杯キャンペーン」が実施されます。

「鶴キンソン」は、白鶴酒造の「白鶴大吟醸」をアサヒ飲料の「ウィルキンソン」で割って楽しむ日本酒ハイボール(酒ハイ)の愛称です。大吟醸ならではの華やかな香りと、炭酸の爽快な喉ごしが特徴。本格的な夏を迎え、厳しい暑さが続くこれからの季節にぴったりの一杯です。
キャンペーンでは、応募した組合員の中から抽選で10店舗に、「白鶴大吟醸720㎖(6本)」と「ウィルキンソン190㎖(30本)」、店内掲示用POPのセットを進呈します。
応募期間は6月22日から7月12日まで。当選された店舗には、「鶴キンソン」を提供していることが分かる店内写真のご提供をお願いするほか、組合が取材をお願いする場合にはご協力をお願いします。
応募はFAX、メールまたはLINEで受け付けています。白鶴酒造㈱とアサヒ飲料㈱では、「鶴キンソン」の継続的な販売展開を希望されており、当選店舗の皆さまには販売へのご協力をお願いしています。
ふぐ処理試験予備講習会
大阪食品衛生協会
大阪食品衛生協会では、ふぐ処理試験受験予定者を対象に予備講習会を開催します。
開催日は令和8年8月26日(水)、会場は大阪薬業クラブ2階(大阪メトロ堺筋線・京阪本線北浜駅から徒歩約5分)。定員50名。受講料は16,280円(税込、テキスト代・送料含む)。テキストは「ふぐ処理者のためのハンドブック(2023年発行)」を使用します。
申込締切は8月14日(金)ですが、定員になり次第締め切ります。申込方法など詳細は同協会ホームページまで。
詳細:https://www.ofha.or.jp/fhm/
商売はそもそも大変なもの
大阪府鮓商生活衛生同業組合
理事長 成尾 友紹
今、さまざまな物の値上がりがずっと続いています。
本当に利益を残すというのが、至難の業になってきているような感じもします。税金も含めて、いつも何かしらの支払いに追われて、日々を過ごしているような気もします。
そんなことを考えているうちに、ふと思ったのですが、商売って儲けようが儲けまいが、そもそも大変なものではないかと思いました。
私は跡継ぎですが、昔、若い頃、親が働いているのを見て、『楽して儲けてるな』なんて一度も思ったことはありません。
朝から夜遅くまで働いているのを見て、商売って大変だなと感じていました。もちろん、日本も高度成長期やバブル期には、うちの店もかなりの売上がありましたが、今思い返しても、それはそれで資金繰りや税金や様々なもので頭を悩ませていたように思います。
そうです。商売って、はなから大変なものなのです。
また、こうも思いました。かなり働いているのにもかかわらず、また、大して稼げてもいないのに、なぜ商売を続けているのかと。スタッフに給料を滞りなく渡せて、自分の家族も生活できているからかなとも思いますが、自分の答えはそれだけではありませんでした。
私は困難な状況がさらに続いても、すし屋を続けていくつもりです。勝てるからでも、稼げるからでも、その見込みがあるからではありません。自分の立つべき場所がそこにあるからです。つけ場に立つ。それのみが理由かもしれません。
人間は必ずしも利益だけのために動いているのではないように思います。必ず負ける、必ず死ぬという状況になると分かっていても、自分の立つべき場所があるのならそうしてしまうのではないかと思います。
比べるのも憚られますが、箱館戦争で亡くなった土方歳三も、西南戦争で亡くなった西郷隆盛も、勝つために戦ったのではなく、自分の立つべき場所がそこだったから戦ったのではないでしょうか。
まあ、これは自分が思っていることであって、人に押し付けるものではないと思っています。
大阪育ちのこころちゃん通信 (77)
大阪府健康医療部生活衛生室 食の安全推進課
令和8年度のふぐ処理試験の日程について
大阪府内で業としてふぐを処理するには、ふぐ処理登録者となる必要があります。
大阪府では、国が示した認定基準に準拠した「ふぐ処理試験」を令和4年度から実施しているところです。本試験に合格し登録の申請をした方は、知事の登録を受けてふぐ処理登録者となることができます。
令和8年度は、次のとおりふぐ処理試験を実施します。
▽詳細公表=ホームページ公表中
▽申込受付=6月1日(月)午前9時から6月30日(火)午後6時まで
▽学科試験=9月27日(日)午後
▽実技及び鑑別試験= 11月2日(月) 、17日(火)、19日(木)、20日(金)、24日(火)、26日(木)、30日(月)、12月3日(木)のいずれか一日
▽手数料=18,000円
試験日程等の詳細については、ホームページで公表しています。
なお、有毒部位が除去されたふぐ(みがきふぐ等)の取扱いについては、ふぐ処理登録者の資格は不要です。また、令和3年度以前にふぐ処理登録者となった方は、府内であればこれまでどおりふぐ処理可能です。手続等の必要はありません。
詳細:大阪府ホームページふぐ処理試験について
【問い合わせ】
大阪府健康医療部 生活衛生室 食の安全推進課 食品安全グループ、℡06-6944-6705、平日・午前9時から午後6時(土日祝日を除く)
一陽来復
迷惑なことの一つに、放置自転車がある。当店は駅に近いので、店の前の歩道にたまに置かれている。通勤通学のために、ちょっとぐらいなら良いだろうと思っているのか。市の建設局に連絡して、黄色い紙の警告文を付けてもらうと、いつの間にかなくなっている。
テレビ番組でも話題になっていたが、最近の新たな放置物として、使用済みのスーツケースがある。いつからか我が家の駐車場の隅にも置かれている。近所にある民泊の宿泊客が捨てて行ったのだろう。先日警察に連絡すると、結局は我々で処分しなければならないらしい。
誰がやっているのか分からない迷惑な話がまだある。
ゴールデンウイーク前のある日の夕方、店の前で育てているあやめの一種、アイリスのつぼみが数本、茎ごと誰かに折られているのに気がついた。四月後半に入って一気に育ち、つぼみの先が紫色を帯びてきたところを狙われた。
実は昨秋から、店の隣にある我が家の南天・もっこく・オリーブの枝が、次々と折られている。犯人は町のあちこちでやっているのか、我が家だけを狙ってやっているのか分からない。だが、悲しくて淋しい人だと思う。
折られたアイリスを花瓶に生けた。日ごとにみずみずしさを失いながらも、数本のうち二本が花を咲かせた。普段よりも紫色が薄い。
しかし、弱りながらも力を振り絞って花を咲かせた。なにくそ生きるのだという、強いメッセージを我々に発しているように感じた。(R)


