令和6年2月20日号
-
-
- 実践的な細工ずしを1冊に滋賀県・青山氏の本仕事に役立つ実践的な細工ずしを1冊に収録。一つ一つ作り方の手順も図入りで丁寧に解説。勉強熱心な若い従業員さんにお薦めです。組合価格 1,500円(税込)
通常定価2,100円を、組合へ申し込むと1,500円でOK
2月理事会 理事長代行に成尾友紹氏
井上理事長退任を承認
- 2月理事会が8日、大阪鮓会館会議室で開かれた。
■すし券について
▽「有効期限:2023年12月31日」のすし券の換金は、2月29日(木)までに組合事務局へ。
■第66回通常総会開催について
▽5月23日(木)天王寺区の「料亭天王殿」で行う予定。
■全国すし連「団体所得補償保険」について
▽ケガや病気で8日以上働けなくなった場合に保険金が受け取れる。24時間補償、お店で働く店主、家族、従業員が加入できる。問い合わせは組合事務局まで。
■井上理事長退任について
▽2月1日、井上氏から成尾副理事長に電話があり、年齢・健康面で不安があり、理事長職を辞したいと連絡があったことが報告された。井上氏の理事長退任について議場に諮ったところ、満場一致で承認された。
▽井上氏の理事長退任に伴い、理事長代行を立てる必要があり、定款に基づき副理事長から選任されることが説明され、成尾副理事長が理事長代行に就任することが決定した。
▽成尾理事長代行より、「大阪組合は、全国すし組合の柱の一つ。理事長代行の職務は、自身を奮い立たせてやりますので皆さんのご支援を」。
▽組合員増強のため、お店を経営している方への勧誘に加え、これから料理屋、すし屋を経営したい職人さんにも対象を広げ、組織増強を図っていきたい。
▽組合事業に対して、今後は日当が出せるようにしていきたい。
▽理事会は、議案がなければ毎月開催は行わない。組合員同士の親睦については、今後もできるような活動をしたいと考えているので、来期も引き続き組合事業への協力と参加を。
特別養護老人ホームへすし慰問
堺支部 慰問活動50年
- 堺支部では11月29日、堺区の特別養護老人ホーム「アル・ソーレ」(社会福祉法人南の風)へすし慰問を行った。
当日は井澤支部長はじめ、元支部組合員さんの協力を得て5名で訪問。およそ140?150人前のすしを振る舞った。
食材によっては食べられない方もおられるので、桶に並べたすしを施設の職員さんが取り分けて提供された。
普段は食の進まない方も多くいるとのことだが、この日は皆さんお腹いっぱい召し上がる方が多く、職員さんを驚かせていた。
井澤支部長は「本部の副理事長だった上野さんらの声掛けで始まり、以来50年続いている。顔馴染みの利用者さんもいて、喜んでもらえて嬉しい」と話していた。
〈アル・ソーレさんからのお礼状〉
堺支部のすし半さんはじめ、皆様には毎年お世話になっております。
普段は食のすすまないご利用者様も、この日ばかりはお腹いっぱいと心配するほど召し上がって下さいます。
楽しい時間を今年も本当にありがとうございました。
(社会福祉法人南の風 アル・ソーレ)
「すしの雑誌」第22集
購入は組合事務局まで
- 全国のすし店に愛読されている専門誌「すしの雑誌・第22集」の最新刊を組合事務局で販売しています。定価3,300円(税込)のところ、1割引の2,970円(税込)でお買い求めいただけます。
名店・繁盛店「にぎりずし」の味づくり、「すし飯」の技術・考え方、すし店の最新繁盛商法など、商売のヒントが盛りだくさんな内容が掲載されています。
全国すし連「火災共助会」に加入を
申込は3月29日(金)までに
- 全国すし連の令和6年度「火災共助会」への加入を受け付けています。年間1,000円の会費で万一の火災に備えてぜひご加入を。
支部でまとめて加入される場合は、加入される人数をまとめて、人数と名簿を事務局までTEL・FAX・メールでお知らせ下さい。個人で加入される場合も同様に事務局までお知らせ下さい。その後、締切日までに会費を納入して下さい。
▼該当期間 令和6年4月1日?令和7年3月31日
▼共助内容 全焼100万円、半焼50万円程度
(罹災証明書、現地調査する場合あり。地震など天変地異には支給無し)
▼加入資格 組合員に限る
▼会 費 年間1,000円
《大阪育ちのこころちゃん通信》(63)
大阪府健康医療部生活衛生室 食の安全推進課
- 外食・中食における食物アレルギーの情報提供の取り組み容器包装に入った食品には、「食物アレルギー表示」が義務付けられています。「えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)」はアレルギーの症例数が多いことや、重篤な症状が現れやすいため、これらが含まれている食品には、必ず食物アレルギー表示をしなければなりません。
死に至ることもあるアレルギー症状を回避するため、食物アレルギー患者にとって、この表示は大変重要な情報です。しかし、外食・中食(※)では、食物アレルギー表示が義務づけられていません。そのような中、患者やその家族の「外食・中食でも食事を楽しみたい」という要望を受け、外食・中食の事業者が自主的に食物アレルギーの情報提供を行う取り組みが始められています。
皆さんのお店でも情報提供を行う場合は、次の点に留意しましょう。
●食物アレルギーの情報提供をする際は、最新かつ正確な情報を提供しましょう。まずは「定番メニューだけ」、「卵・乳・小麦だけ」と正確に情報提供できる範囲から対応を始めても構いません。
●意図しない混入(コンタミネーション)の可能性があることを伝え、「食べられる」「食べられない」の判断はお客様にしていただきましょう。
●食物アレルギーの問い合わせには正しい知識を持った店員が対応し、わからない場合は「わからない」と回答し、あいまいなことを言わないようにしましょう。
事業者の協力で、アレルギー患者やその家族の生活は広がります。できることから取り組んでみてください。
(※あらかじめ容器包装されずに販売される弁当や店頭で対面販売される総菜等)
詳しくは、下記ホームページ又はQRコードから、消費者庁作成のパンフレットをご覧ください。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/index.html
- <問合せ先>大阪府健康医療部生活衛生室食の安全推進課
食品表示グループ06-6944-6319
義援金344,500円全国すし連へ送金
能登半島地震義援金にご協力を
- 先月にもお知らせしたとおり、1月1日に発生した能登半島地震において、当組合でも義援金をお送りすることを決めました。
義援金を迅速に被災地へ届けるため、1人1口・1,000円×組合員数341名=341,000円に3,500円をプラスして、合計344,500円を組合が立て替え、1月30日に全国すし連へ送金いたしました。
組合事務局では義援金箱を設置しておりますので、ご賛同いただける方は引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。
全国すし連に集まった義援金は、被害状況に応じて金額の調整を行い、石川県、富山県、福井県、新潟県組合へ送られ、被災された組合員店の復興への助成として使っていただきます。
【義援金振込先】
▼三井住友銀行 難波支店 普通 640630
▼りそな銀行 難波支店 普通 0285887
▼㈱ゆうちょ銀行 記号14110 番号54164351
口座名義はいずれも「大阪府鮓商生活衛生同業組合」
いつも笑顔で がんばってます
南支部 海鮮丼の駅前 心斎橋店
- 笑顔で働ける仕事見つけた!
売上アップため何事にもトライ
大阪メトロ心斎橋駅2番出口から徒歩5分に店を構える「海鮮丼の駅前 心斎橋店」。店主の大谷勇(ゆう)さんは名古屋出身だ。
事業を興したいと考えていた大谷さんは、地元名古屋の大学を卒業後、経理と人材派遣会社で営業を経験。営業職では苦労の連続で、心身共に疲弊しきっていた。笑顔でできる仕事がしたいと、神戸に住む母方の叔母に相談したところ、飲食業なら笑顔で働けるからやってみたらと勧められ、神戸に移住。海鮮居酒屋等を展開する㈱駅前に入社した。
実際働いてみて、お金をいただいてありがとうと言ってもらえる。お互い笑顔になり、喜んでもらえることを体感した時、この仕事で起業しようと決意した。駅前本社では海鮮丼部門を作り、いくつかフランチャイズ店をプロデュース。これなら大阪でもできると満を持して退社、現在地にオープンしたのが2018年6月のことだった。
ところがオープンして半年後、さあこれからという時に大病を患ってしまった。大谷さんのお母さんも同じ病で亡くなっており、もうお店を畳んで余生を過ごそうかと思ったが、大谷さんの気力と治療の甲斐もあり見事回復。治療しなくてもよくなり、今は定期検診に通っているそうだ。
一昨年の4月には十三店もオープンし、現在は2店舗を経営している。以前は店舗展開を急いだ頃もあったが、大病を経験し、自分がいなくてもアルバイトでお店を回せるシステムを作っており、アルバイトは2店舗で20人雇っている。
また心斎橋店ではオープンした頃からデリバリーに力を入れており、ウーバーイーツで売上げ1位を獲得したことも。コロナ禍もデリバリーで乗り切り、デリバリーをきっかけに常連さんもついたとのこと。
メニューは、マグロ・イカ・ハマチ・タイ・ネギトロ・玉子が載った駅前丼(690円税込)から3,000円台のメニューも。食材の高騰で特にイクラ、エビの値段が上がったが、全商品が高値にならないよう、600円台で海鮮丼が食べられるようにした。他に、サーモンシリーズの丼は不動の人気で、若い人達は漬け丼、ユッケ丼を好むそうだ。
心斎橋店は場所柄ゆっくりする場所ではなく、客単価も取れないので、店舗を構えながらデリバリーの他にも、ネット上にバーチャルレストランを持ち、売上げアップを目指していると言う。アンテナを拡げ何にでもトライし、ダメなら違う方法を探し試す。母体のお店は大事にしつつも、売上が取れるシステムを常に探し動いている。
今後の展開を聞いてみたところ「生まれ育った名古屋に3店舗目を出店したい。欲張らず、気軽に親に会いにいけるところにお店を出せたら」と笑顔で話してくれた。
【海鮮丼の駅前 心斎橋店】
大阪市中央区南船場3-2-28日宝タイヨービル1F1号。
営業時間:午前11時30分?午後10時。℡06-6282-7262。定休日:不定休。
すしや万歳
天満市場、闇市の様子だった。
最初の頃は、万引きやこそ泥が横行していた。この頃は商品が棚から転げ落ちてても、皆知らん顔だ。裕福に成ったからか、欲望を制御出来る様に成ったからか。こんな世界が出来上がるとは誰も思わなかったん違うか。諸外国では、未だ大変だと旅行者から聞く。
日本もやっとこさ、世界に自慢できる国に成ったんではないか。身近では、百姓の経済力がアップした。田舎の爺さん婆さんが、ハワイやヨーロッパに出かけている。日本社会の底辺が安定した。これはすごいと思う。国民の持つ勤勉性がそうさせた。
稼ぎに追いつく貧乏なし。成る程、やれば出来る。
和歌山箕島で早朝、大しけ網を引き上げる。いわし、あじ、さばがものすごい量で獲れる。それをおばさん達が浜に座って手で捌き、海水で洗って酢で締めて、すしを作るのだ。それを籠にぎっしり詰めて、担いで町まで売りに行くのだ。毎日の仕事だった。
今はそんな事、誰もしていない。もう村民もいなくなった。寂しい限りだ。
コロナからこっち、生魚を食べてないと、会った客が言う。魚でコロナはうつらんで!!何でこんな間違いが横行するか、いやなこっちゃな。
塩焼きもバター焼きも旨いけど、やはり魚はすしやで。すしが一番、すしが命。
組合が若返る。
理事長代行は55歳と言う。
さあ又、生まれ変わった気持ちで、我々のすし文化、進化して躍進せねば。
すし祭もやろう。技術コンテストもやろう。楽しい組合活動も進めよう。