令和5年5月20日号
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- 実践的な細工ずしを1冊に滋賀県・青山氏の本仕事に役立つ実践的な細工ずしを1冊に収録。一つ一つ作り方の手順も図入りで丁寧に解説。勉強熱心な若い従業員さんにお薦めです。組合価格 1,500円(税込)
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感染防止認証ゴールドステッカー廃止
- 5月8日より、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同等の5類感染症に引き下げられた。これに伴う大阪府の対応は以下のとおり。
1.大阪府新型コロナウイルス対策本部
2.府民及び事業者等への要請
3.感染防止認証ゴールドステッカー制度
4.感染防止宣言ステッカー制度
5.イベント開催時の「感染防止安全計画」「感染防止策チェックリスト」
1〜5については、令和5年5月8日に廃止・終了した。
江川副理事長に旭日単光章
春の叙勲 吉村大阪府知事から伝達
- 4月29日、春の叙勲で副理事長の江川一三氏(旭区・すし一)が旭日単光章の受章が発令された。長年にわたる組合活動を通じて、食品衛生の向上などに顕著な功績が認められた。
伝達式は5月9日、大阪府公館大サロンで挙行。吉村洋文大阪府知事から勲章と勲記を受け取った。伝達後、吉村知事より受章者へ祝いの言葉が贈られた。
江川氏は「皆様方の推挙により、大変な栄誉ある章を授かりました。これからは尚一層、組合活動の一端になればと精進していきたいと思います。有り難うございました」と感謝している。
小松常務理事、知事賞受賞
- 大阪府は5月8日、中之島の大阪国際会議場メインホールで「憲法施行記念式・表彰式」を開催。当組合常務理事の小松千秋氏(藤井寺支部・恵美坂福寿司)が知事表彰を受賞した。
式典では、国歌斉唱に続いて吉村大阪府知事より長年にわたる受賞者の功績を讃える式辞のあと、日本国憲法前文が朗読された。今回の受賞者は、善行者、産業功労者、福祉・衛生・教育・文化関係、公共関係など8団体、373人が受賞している。
受賞に対し小松氏は「今回の受賞は皆様のお陰です。ありがとうございました」と話していた。
会長にアサヒビール垣内大阪支社長
商友会が令和4年度総会開く
- 大阪鮓商組合商友会の令和4年度通常総会が4月24日、吹田市の「なるを」で開かれた。
会長社の垣内康志アサヒビール㈱大阪統括支社長は「コロナが5月8日に5類に移行すれば、人出が戻ってくると思います。ある金融機関の話では4月から宴会の人数が解除されたとか、5月1日から宴会の人数制限がフリーになる。また、シティホテル宴会担当者は、6月から100人以上の宴会の予約が入ったと聞きました。間違いなく人の動きが活発化し、我々の業界も潤ってくるのではと思いますが、まだまだ厳しい状況でもあるかと思いますので、商友会会員一同協力し乗り切っていきましょう」と挨拶。
議事は、①令和4年度事業報告、②同収支決算報告、③同会計監査、④役員改選、⑤規約改正、⑥令和5年度事業計画案、⑦同収支予算案が上程され、いずれも承認された。任期満了に伴う役員改選では、新役員が発表され承認された(別掲)。
来賓を代表して井上理事長は「商友会と組合は両輪。お互いに助け合い、組合が動いてはじめて商友会も動く。今年こそは各種事業を開催しますので、組合事業にご協力をお願いします」と挨拶。
懇親会は㈱郷田商店の郷田光伸代表取締役が乾杯の音頭を取り、開宴。和やかに親睦を重ねた。
商友会新役員
▽会長=アサヒビール㈱大阪統括支社
▽副会長=カネク㈱大阪支店、金印物産㈱大阪支店
▽会計=三栄食品㈱
▽会計監査=白鶴酒造㈱大阪支社
▽総務=タマノイ食品㈱
▽企画・事業=㈱河幸、㈱平和観光、㈱郷田商店
千日前から大阪寿司アピール がんばってます
南支部 今里新地松寿し
大阪寿司を国内外に広めたい
- 千日前筋に店を構える松寿し。店舗面積はなんと1.2坪。大阪寿司をメインにしたお店だ。 松寿しは、昭和37年に近藤晋太朗さんの祖父が定年退職後に、今里新地ですし屋を開業した。仕出しや料理、鍋がメインで、今里新地のお茶屋街のお客相手に商売をしていた。屋号の松寿しは暖簾分けではなく、縁起の良い「松」の字を使った屋号をと祖父が名付けた。お店は近藤さんの父が後を継いだが、平成23年に閉店した。
近藤さんは高卒後、すし店で働き始めるのだが、近藤さん曰く、当時は志がなくお坊ちゃんだったと。転機は30歳の時。きっかけは、決まりかけていた仕事がなくなり無職に。これではいけないと仕事を探していたところ、心斎橋にあった本福寿司の募集を見つけ、アルバイトで入店。当時は病気のお母さんの看病をしながら、朝の仕込みから午後4時まで働いた。残念ながらお母さんは亡くなったが、それから本格的に修業に打ち込むことに。本福寿司では仕込みをしながら切り場に入り、ひたすら箱寿司を切る仕事をやり続け、押し寿司を教えてもらえるようになった。
本福寿司には4年半勤務し、その後、飲食店やスポーツバーで働きながら資金を稼ぎ、専門調理師の資格も取得。平成29年12月に旧歌舞伎座裏でオープンした。当時の店は、仕込みを入れた生ネタのない、江戸前のにぎり寿司を出していた。場所柄、隠れ家的なお店と、実直に仕事をしていたことで繁盛し、メディアにも取り上げられ順調だった。しかし、開店3年目でコロナ禍に。そこで近藤さんは、本福寿司で学んだ大阪寿司をメインにした持ち帰り店をしようと、昨年11月に現在地に移転オープンした。
押し寿司は、タイ・2,000円、穴子1,800円、エビ・1,500円、梅しそ・1,000円で、これら4種盛り合わせた錦・1,500円がよく売れている。バッテラはサバ・1,500円や牡蠣時雨煮押し・1,500円、穴子と胡瓜をのの字に巻いた鳴門巻・1,200円、おにぎり型で押してのりで巻いた弥次喜多・1,200円、長崎県五島産のどぐろ押し寿司・3,600円など。場所柄、20代の若い方から年配の方、外国人の方も購入してくれるそうだ。
近藤さんは、昨年4月に組合に加入。すし技術披露会にも出場した。「まだまだ自分の実力不足。大舞台に立って手が震えました。制限時間が課せられると動けないタイプですが、また開催されるなら、今後に活かすためにも出場したい」と。
そして、本福寿司で学んだ大阪寿司の文化を広めたいという思いもある。国内問わず、海外の方にも大阪寿司の存在をアピールしたいと。組合に加入させてもらったので、組合とともに大阪寿司を広めていけたらと近藤さん。
「信念を持って仕事をしていたら、お客様はついてきてくれると思っています。お客様に対して裏切らず、今後も自分の仕事を出していきたい」と話してくれた。
【大阪千日前 今里新地松寿し】大阪市中央区千日前2-5-15。tel.06-6634-1110。
営業時間:午後6時〜午前0時、定休日:不定休
すしや万歳
阪急B2食品売場に行ってみた。さくらんぼ一並び、2合折位16,200円。北海道うに一枚18,000円。シマアジうすく造り6カン1,500円。スズキの切身2,000円。笹カレイ小さいの1,200円。ふぐ白子片身7,800円。
一般庶民の食べる物、こんな高く売って良いのか。他に並べている物もすべて高い。商売、高く売って利益を多く出せば良いと言う事ではないはず。なるべく安く、旨いもんと思ってずーっと商売している者にとって、裏切られた様な気分に成った。
人間の一生は、点の様な短い物かもしれないが、一生を全うするには信念が要る。周りを裏切っては生きられぬ。ゆっくり充実した毎日で良いではないか。質素倹約、質実剛健。自分の納得のいく人生で有りたい。
平日の午前9時、天六裏の飲み屋街。若者達で一杯だ。どの店も満たんだ。仕事は、会社は、家族は、一体どうなってる。
働いているのは年寄りばかりで、若者は遊びまくっている。
天六の商店街は新規オープンする店が多く、活気が有る。
ガラス張りのスッキリした寿司店が開店したので行ってみた。若いギャル達が、女同士で入ってくる。すし屋には無い光景だ。店頭にはセットの値段が書いてある。2,000円、3,000円、3,500円のすし、飲み物、一品のセットだ。これが安心感につながっている。商売の姿勢を客に知らせる努力は、絶対必要だ。
20代のアルバイトの様な職人がイマイチだ。これなら、向かいの回転ずしの方がマシだろと思えるすしだ。それでも若い子らには、これが良いのか。シャリ玉が作って有って、小さい皿に2〜3皿分を載せて出してくる。なにか大衆食堂の様だ。
怒り心頭、すぐ出た。でも流行っている。文化が変わって来ているのは確かだが。
すべての事に通じると思うのだが、中央市場でも見る景色だが、もう客が少ないからと、商品も少ししか並べず、従業員もおらず、暇だ、暇だとぶつぶつ文句ばかり言ってる人。
他方、商品も山の様に積み上げ、従業員も一生懸命売りまくる。売るから商品も新しく、又、客も寄る。良い方に回るから、活気が有る。同じ所で同じ商売をしてても、違いが出る。
積極的に生きてく方が生きやすい、絶対。そんな気持ちを忘れずやってたら、なんとか成る。案ずる事なかれ、山よりでっかい獅子は出ん。