●大阪府鮓商生活衛生同業組合 理事長 井上 正典
新年あけましておめでとうございます。
昨年我が国では政治・経済とも波乱が大きく、将来への不安材料を抱えながらの新年となりました。
組合でも往事1,800店だった組合員が1,000店近くまで減少するなど、まさに大阪鮓組合にとっても危機的状況といっても過言ではありません。
今年、当組合は創立50周年を迎えます。組合は多くの先輩諸氏の熱意によって築かれ、皆で助け合ってきました。現在、私たちの業界では、かつてない様々な課題が山積みしていますが、50周年は『組合員が助け合い、協力し合う大阪鮓組合の原点』に立ち返り、『財政再建』を成し遂げ再び元気な組合を取り戻すチャンスにしたいと考えます。
●全国すし商生活衛生同業組合連合会 会長 森 茂雄
謹んで新年のご祝辞を申し上げます。
現在当連合会には42都道府県、1万2,000余名の組合員が加盟しております。主な昨年の活動は次のとおりでした。
◎『すし券事業』の発展により、組合員のみならず消費者にも大変喜ばれる
◎『すしてんドットコム』をはじめインターネットによる廉価での顧客へのPR
◎『全国すし連技術披露会』で全国より選ばれた代表者による、伝統の技を披露し消費者から大反響を得る
◎『11月1日全国統一すしの日』は各都道府県で工夫を凝らしてPR
◎2/3節分では『恵方巻き丸かぶり事業』をバックアップ
本年も次のような事業展開を強力に進めたいと思います。
1.IT情報化対策事業の充実
2.各地域との連携事業の模索
3.伝統技術の継承・後継者育成事業
4.新すし業ビジョンの作成を目指す
●大阪鮓商組合商友会 会長 塩澤 賢一
新年明けましておめでとうございます。
昨年を振り返ると偽装等が相次いで発覚するなど『食』に対する環境がより厳しくなった1年でした。
しかしお客様の目が厳しい今こそ、プロの技が生かせるのではないでしょうか。自信を持ってプロのサービスを提供し、創意工夫による魅力的な店作りが大切なのではと考えます。そのためには、我々商友会も微力ながらお手伝いさせていただきたいと願っております。
1月理事会の報告
1月の理事会は17日、大阪鮓会館3階会議室で開かれた。井上理事長は「業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがあるが、今年の組合は”財政再建”を第一目標に、1〜2年かけて財政基盤を立て直したい。しかし、行事は決して減らすことなく、組合員の親睦のための新しい行事にも取り組んでいきたい」と抱負を述べた。また創立50周年事業については「実質的には今日からスタート、皆さんご協力を」と呼びかけた。
この後、他界された藤田氏の公認として藤井寺支部長に就任した小松千秋氏が紹介されたのち、各役員が新年の抱負を述べた。
なお、50周年記念誌「50周年の歩み」へ、組合の昔の写真提供をお願いします。
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